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太陽黄径80~100度

今年は今日が入梅(にゅうばい)」という雑節にあたります。

太陽黄径が80度になる日というわけです。

 

太陽黄径(たいようこうけい)とは、太陽が天球上を通る経路(黄道)を等角に分割した座標で、春分点を座標ゼロとして360度に当分したものをいうのだそうです。

 

太陽黄経が決まっている雑節は、春土用が27度、夏土用が117度、秋土用が207度、冬土用が297度、入梅が80度、半夏生が100度で、それ以外の雑節は太陽黄経に関わらず、節分が立春の前日、八十八夜は立春から数えて88日目、二百十日、二百二十日も立春からの日数で、社日は立春ではなく春分の日に一番近い戌の日と秋分の日に一番近い戌の日というわけです。

 

ちなみに昼の長さが一番長くなる夏至は太陽黄径90度です。

 

話を入梅に戻しますと、

この時期は田んぼに水が必要なため、梅雨明けが近いとされる半夏生までに田植えを終わらせるという農作業の目安になっていたようです。

 

入梅→夏至→半夏生と毎年変わらず順に巡るこの季節。

田植えに思いをはせて過ごすのもありかなと思うわけです。